第90回海洋教育フォーラム「未来の海を守る・視る・創るための取り組み」を、大和ミュージアムならびに海上保安大学校で開催しました

 
2023(令和5)年12月3日(日)に、第90回海洋教育フォーラム「未来の海を守る・視る・創るための取り組み」を開催しました。広島地区開催の今回のフォーラムは、日本船舶海洋工学会 海洋教育推進委員会本学 (大学院先進理工系科学研究科 輸送・環境システムプログラム)、海上保安大学校、ならびに商船系学科をもつ5高専 (広島商船高等専門学校大島商船高等専門学校弓削商船高等専門学校鳥羽商船高等専門学校富山高等専門学校) で主催し、さらに 呉市との共催によって、これまでの開催規模とは大きく異なり各方面から多大な御協力を頂いて実施いたしました。今回のように大規模な連携で行った背景として、前述の呉市、本学、海上保安大学校に 公益財団法人笹川平和財団を含めた4者によって同年7月8日(土)に締結した提携協定に基づくTown & Gown構想推進「アジアにおける新たな海洋・海事の拠点づくり」実現に向けたイベントの一環として位置付けており、さらに、海洋・海事分野の人材育成に尽力されている(商船ならびに工業)各高専との連携をこれまで以上に深めていくことが挙げられます。

今回、呉市内で開催しており、午前中は 大和ミュージアム (呉市海事歴史科学館)4Fの市民ギャラリーで講演会ポスター展示を行い、昼食時間後にバスで海上保安大学校に移動して午後からは実演イベント (自動運行船ドローン気球のデモンストレーション) などを実施しました。開催当日は天候にも恵まれ、中学校以上の学生を含めて全国から総計120人が参加されました。特に午後の自動運行船実演イベントの中では、カメラとGPSが搭載されてAIも組み合わせた自動運行船が実際に海上を自律航行する様子などの見学体験に加えて、海上保安大学校操船シミュレーター施設の見学も実施されており、フォーラム (イベント) 全体を通して海洋に関する興味・関心を深めるなど、参加された方々からは好評を頂き、さらに今後同様の企画を実施する場合にあたっての建設的かつ貴重な御意見も多数賜りました。この場をお借りして御礼申し上げます。

当日のプログラム (タイムスケジュール) につきましては、こちら (開催案内) より御覧下さい。
 

午前の部 (@大和ミュージアム): 講演会の様子

 
【開会挨拶・講話】
 
日本船舶海洋工学会・小林正典海洋教育推進委員長
 
 
【歓迎挨拶・Town & Gown構想の紹介】
 
呉市・倉員伸明企画部長
 
 
【講演: 各機関における教育(/研究)の紹介と人材育成の取り組み】
 
海上保安大学校・江口満校長(左)と小山勇治事務局長
 
富山高等専門学校・保前友高教授
 
広島商船高等専門学校・岸拓真准教授
 
広島大学(本学)・濱田邦裕教授
 

午後の部 (@海上保安大学校): 実演イベントの様子

 
【歓迎挨拶】
 
江口校長より来校歓迎の御挨拶
 
 
【自動運行船の見学: 航行や着岸など】
 
  奥 側: 見学船 (乗船する参加者)
  手前側: 自動運行船 (中央右端の1艇) と先導船
 
 
【ドローンと気球の実演】
 

ドローンの飛行

気球の引っ張り体験

関連リンク

この記事 (第90回海洋教育フォーラム) に関する問い合わせ先

大学院先進理工系科学研究科 (工学) 輸送・環境システムプログラム
航空輸送・海洋システム研究室
​准教授 作野 裕司
(第90回海洋教育フォーラム 実行委員長)
MAIL: sakuno[at]hiroshima-u.ac.jp  [at]は@に変換して下さい。


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