教員個人評価

広島大学の教員個人評価

広島大学の教育・研究等の諸活動の質的向上と活性化を図るために、教員の個人評価は極めて重要です。
また、教員相互が建設的なアドバイスを交換する機会として活用することも期待されます。

広島大学は、「10年後には世界トップ100に入る」という目標を掲げています。
「活動的な研究者の層が薄い」という本学の課題を打開する方策の一つとして、教員全員が自己の研究力を認識すること、優れた研究者を正しく評価して処遇すると同時に、不活性な教員に対しては問題点を明らかにして活動の改善を図る必要があります。

そのため、後述のとおり、教員活動(研究に限らず、教員活動全般)の点数化による個人評価を行うことにいたしました。
自然系(理・工・農・医系)部局等では平成26年度から、また、人文・社会・教育系部局等では平成27年度から実施しています。

教員の個人評価制度の原則

本学の教員の個人評価制度は、次の原則に基づいて構築されています。

  1. 本学の諸活動の質的向上と社会的責任を遂行するためのものであること。
  2. 教員の職責を果たし、自律的に質を高めるよう努力するためのものであること。
  3. 教員個人の自律的な活動を促進し、組織活動の向上にも寄与するためのものであること。
  4. 教員の潜在能力を十分に発揮できる環境を整備するためのものであること。
  5. 評価基準は、客観性・公平性を確保するものであること。
  6. 評価制度は、常に改善と充実に努めるものであること。

教員の個人評価方法及び処遇への反映

  1. 年次活動評価
    1年間の教育活動、研究活動、外部資金獲得状況、社会貢献活動(診療を含む。)及び大学運営活動について「教員活動状況報告書」を作成し、自己評価を行います。
  2. 教員活動の点数化
    「教員活動状況報告書」をもとに、部局等で定めた点数化表により個人の点数をつけます。
  3. 処遇への反映
    昇給及び勤勉手当(年俸制適用教員は年俸額)に反映させます。


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