学長の戦略的リーダーシップの強化

人類社会のグローバル化の進展に対応して、国際社会で活躍できる人材を育成するため、本学の教育力、研究力の向上に向けて、学部、研究科の力を大学全体で結集、調整し、大学の運営業務全般を迅速に決断、行動に移すことは執行部、特に学長の責任です。
役員会による教員人事、教員の最適配置、学内経費配分の決定などのため、学長の戦略的リーダーシップの強化が求められます。
学内資源の最適配置を判断するために、教員の個人評価を導入し、各学部、研究科それに大学全体のパフォーマンスを徹底したIRに基づいて評価します。
同時に進展するグローバル化に対応するためグローバル化推進室による国際化情報の一元的収集・分析を実施し、海外識者の経営協議会参画、全学的にバイリンガル対応可能な教育研究支援体制を構築し、大学運営体制の国際化に取り組みます。
社会環境変化の大きい中で、この環境変化に柔軟に対応し、これらを着実に実施するために教員組織と教育・研究組織の分離を行い、教育力、研究力の向上を図ります。

スーパーグローバル大学創成支援事業の構想調書の中には、これらを確実に実施するための具体的な指標が掲げてあります。
この計画に沿って作業を進めて行くことで10年後に国際社会で大きく羽ばたく広島大学となることが出来ます。

広島大学長 越智 光夫


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