広島大学ではグローバル人材育成の一環として、職員の「語学力向上」、「多様性・異文化理解の深化」を目的に「広島大学グローバル人材育成研修【海外派遣Ⅰ】（国際交流イベント）」を実施しており、平成２９年１１月１８日に首都師範大学（中華人民共和国）での第１２回日本語作文スピーチコンテストに職員を派遣しました。

スピーチコンテストは、中国で日本語を学ぶ学生を対象としており、今回のコンテストは、中国全土の大学に募集したところ、２８大学から約５００名の応募がありました。応募者の中から、第一次審査の作文審査を通過した１０名が第二次審査の音声審査に進み、ネット投票を含む公開審査を経て、最終的に選出された優秀賞５名が、同コンテストで「日中国交正常化４５周年を迎え、私が望む日中関係／私が考える日中の未来」をテーマにスピーチを披露しました。優秀賞の５名は、会場を埋めた尽くした聴衆を前に流暢な日本語で表現力豊かなスピーチを披露しました。

本研修中、派遣された職員は現地スタッフと協働してスピーチコンテストの準備・運営業務を担い、海外での実務経験を積むとともに、懇親会等では参加学生との交流をとおして、参加学生の多くが日本への留学を希望していることなど、現地学生の生の声を直接聞く良い機会を得ることができました。

今後も、多くの職員に国際交流イベントへの参加の機会を提供し、グローバル化対応に向けた職員の高度化を図っていく予定です。