本学薬学部は、文部科学省「地域の医療ニーズに対応した先進的な薬学教育に係る取組支援」事業(令和5年度)に採択され、その一環として高校生が大学での研究・実験を体験できる「広島大学薬学部研究体験講座」を2024年3月16日と17日の2日間にわたり開催しました。

講座には、薬学に興味のある広島県と島根県の高校生43名が参加し、それぞれが以下の7つの研究室に分かれ、高校では実施できない実験を体験しました。

1. 光るタンパク質（GFP）を単離しよう！【生体機能分子動態学】
2. 化学の反応で薬を作る！【創薬合成化学】
3. タンパク質の動きを観察しよう！【創薬標的分子科学】 
4. 細菌を可視化しよう！【微生物医薬品開発学】
5. 副作用を防ぐ薬を探そう！【分子システム薬剤学】 
6. 薬の効果を調べてみよう！【薬効解析科学】
7. 細胞内の構造と変化を可視化しよう！ 【治療薬効学】

また、実験体験後には、地域医療や地域の薬剤師の話、大学病院薬剤師の業務等についても学びました。

参加した高校生からは、「楽しかった。」「薬学の研究について理解が深まった。」「地域医療に対する理解が深まった。」「薬学部についてよく知ることができた。」等の感想がありました。