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第14回薬学部インターナショナルセミナーを開催しました

2023年11月27日に、第14回薬学部インターナショナルセミナーを広仁会館 中会議室で行いました。

講師に、Michigan State UniversityのMasako Harada先生をお迎えし、「Extracellular vesicles: from cellular communication to a therapeutic delivery」というタイトルでご講演いただきました。
Masako Harada博士は、1型糖尿病の標的治療デリバリー法の開発、EGFR陽性腫瘍に対する細胞外小胞(Extracellular vesicle; EV)を介したマイクロRNAデリバリー法の開発、in vivo EVディスプレイスクリーニングを用いた「治療用ガイドタンパク質」の開発といった、EVを用いた選択的デリバリーの分野でご活躍されています。
講演では、マイクロRNAやEVに関する基礎的な知見やHarada先生のEVを用いた標的遺伝子送達に関する最近の成果について、preliminaryなデータを含めた最新の知見を踏まえてお話いただきました。EVを用いた研究は未だ発展途上な部分も多く、解析や評価方法における難しさといった点も含めて講演していただき、今後EV研究が発展する上でどういった技術が必要になるかといった観点からも、大変興味深い講演となりました。
当日は薬学部の学生の他、複数の薬学部の教員も参加し、質疑応答では、参加者から多くの質問がされ、活発な議論が交わされました。

また、講演後には、研究留学座談会を行いました。将来海外でのキャリアを視野に入れた熱意のある学生が、Harada先生に対して多くの質問をしていました。この機会が、学生にとって、自分の未来のビジョンを明確にする手助けになれば幸いです。

※過去の開催状況等については、こちらをご覧ください。

講演の様子

研究留学座談会の様子

【お問い合わせ先】

広島大学大学院医系科学研究科
創薬標的分子科学研究室 松本 大亮
e-mail:dmatsumo(AT)hiroshima-u.ac.jp
※(AT)は半角@に置き換えてください。


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