学生への情報

学生のみなさんへ

 「男女共同参画社会」とは、男女が自分の性別にかかわらず、自分の能力を伸ばして活かせる社会、「女性らしさ・男性らしさ」というよりも「自分らしさ」を活かせる社会、そして男女が家庭、学校、職場、地域、社会など様々な場面で、共に同等の権利と責任をもって意思決定し実行する社会のことです。しかし、残念ながら、日本における男女共同参画は十分に実現されているとは言えません。政治や組織において、意思決定の権限をもつポジションに占める女性の割合は、現在でも非常に少ないままです。一方、職場での仕事に追われる男性は、家庭での役割を果たしたくてもそれがままならない状態に置かれています。学術・研究と人材育成の場である大学でも、それは例外ではありません。
 広島大学は、男女共同参画推進室を平成19 年に設置し、積極的に男女共同参画を推進する体制を作りました。大学生の皆さんは、自分の将来の進路や人生の送り方について、在学中に必ず考える時が来ると思います。そのような時をきっかけに、大学生活の中で「ジェンダー」と「男女共同参画」について考えていただくと共に、男女の性別にかかわらず、オンリーワンの自分らしい人生を歩むために何をすればよいのか、是非考えていただきたいと願っています。

男女共同参画推進室長の写真

広島大学 男女共同参画推進室長/副学長(ダイバーシティ担当)
石 田 洋 子       


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