ユネスコ・スクール

ユネスコ・スクール(ASPnet:Associated Schools Project Network)

 ユネスコの理念を普及・実現することを目的に,世界中の小中高校・一部大学で形成されたネットワークです。
1. 世界中の学校と生徒間・教師間で交流し,情報や体験を分かち合う。 
2. 地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発,発展を目指す。

 1953年に15カ国33校で始まり,現在179カ国約8,500校にまで増加したASPnetには,就学前教育機関から教員養成大学までのさまざまな学校が参加しています。日本では,1953年に中学校4校と高等学校2校が参加して始まり,2010年1月現在136校が参加しています。
 本校は,1953年のASPnet設立当時からの加盟校です。

 次の4分野が基本テーマですが,ユネスコの理念に沿っていれば,他のテーマ設定(世界遺産教育など)も可能です。
1. 地球規模の問題に対する国連システムの理解 
2. 人権,民主主義の理解と促進 
3. 異文化理解 
4. 環境教育

本校での実践

 SSH指定校,ASPnet加盟校として,「持続発展教育(ESD: Education for Sustainable Development)」を学校全体の教育活動を通して行っています。1953年に本校がASPnetに加盟して今日に至るまで,世界情勢の変化のなかでユネスコ教育をどうとらえるかは,時代とともに変わってきましたが,本校では当面,「ユネスコ教育」と「ESD」を同じものと考えて実践しています。

世界寺子屋運動のための街頭募金活動
アフリカに靴を送る活動・・・集めた靴を洗っています

ユネスコ班の活動

 広島大学附属高校は、1953(昭和28)年に、ユネスコパリ本部より、世界で最初のユネスコ協同学校(現在はユネスコ・スクールと呼ばれている)に指定されました。高校生のクラブ活動としてユネスコ班ができるのは、1970(昭和45)年です。以後、今日まで、半世紀近く、本校のユネスコ・スクール事業の中核として活動を続けてきました。日本ユネスコ協会連盟がすすめる「世界寺子屋運動」をはじめ、さまざまなボランティアに参加するなど、年間を通して活動を行っています。校外での活動も多く、それを通して他校の生徒と交流ができるのもユネスコ班の特色です。


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